第一回~第二回電竜戦に公開されたNNUEの総当り比較

前回、前々回の記事の続きです。
水匠5、QPD、tanuki-denryu2の3つについて、第一回電竜戦期に公開された評価関数群との対局も行いました。

結果

やはり100局程度では互角局面の重複や戦型などによる結果の偏りの影響は否めません。
偏りを踏まえた上での感想ですが、より多くの相手と戦ったことでレート差が圧縮され、水匠5と水匠4改の差がほとんどなくなってしまいました。100局という限られた対局数では5と4改で勝ち星に圧倒的な差が生じにくい点が影響しました。加えて、Grampusに唯一負け越したのも大きいです。低対局数によるフロックかもしれませんが、相性的なものもあったのでしょうか。
また、tanuki-denryu2は残念ながら最下位となってしまいました。新しい型の評価関数を採用したということで、他の評価関数と比べ学習不足の局面があるのかもしれません。

次回以降の企画をやる際は対局数と実行時間のバランスを考え、もう少し短い持ち時間等の検討を行いたいところです。

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